ベトナム政府はホーチミンシティーの19.7kmの地下鉄建設とハノイ〜ホーチミンシティー間、1630kmに及ぶ南北高速鉄道(新幹線)の実現の為、日本政府におねだりしている。地下鉄は2010年着工で3年後の完成をめざし10駅を予定している。日本政府の円借款で賄うもので総工費は未だ発表されてない。

 一方南北高速鉄道はこれまた日本政府のODAがらみの円借款を予定し、3兆9.000億円を見込み50駅を設置し6年で完成予定であるが、日本だけでは負担が大きく合意には達していない。貨幣価値が大きく違う両国ではべトナムの経済的負担は途方もなく巨額である。

 ベトナムはドイモイから20数年経過しハノイ、ホーチミンシティーには高層ビルが林立し経済効果は著しいがその殆どが外国企業が投資したものである。

 ドイモイ後ベトナム政府は各国を競わせ投資を煽ってきた。日本政府は主にインフラ整備に力を入れてベトナム発展の原動力になってきた。

 今、ここで2つのプロジェクト実現の為ベトナム政府がしゃかりきになって日本政府におねだりしているが余りににも巨額で各国は全く耳を傾けないからお人好しの日本がターゲットになっている。

 もし日本政府がこのプロジェクトに合意したら数年後には返済計画に破綻をきたし債権棚上げで新たな資金投入で泥沼に嵌り込んでいくのは目に見えている。

 追記
 10月22日、中日本高速道路と西日本高速道路、伊藤忠商事の3社が南北高速道路(ダナンークワンガイ間)のプロジェクト調査をする事を発表した。