No 19. 多すぎる国会議員
我国の国会議員数(722)は衆議院480名、参議院242名である。いかにも多すぎる。多すぎるから選挙に当選する為には、政治活動より当選するが為の日常の選挙対策活動費が重く圧し掛かる。
当然万全な選挙をする為には歳費等の支給だけでは十分でない。政党に所属していれば助成金の支給や、派閥に入っていれば盆暮れに何がしかの金も貰える。それでも足りないから、合法、非合法の金集めに奔走する。これではまともな政治活動に没頭出来る筈がない。又、選挙民との密着した活動も重要な仕事である。
米国の場合は国会議員数(535)は上院100名、下院435名で日本より人口は2倍、国土面積は25倍である。又、小さな市町村では議員は名誉職でボランティアもある。我国は先ず持って国会議員が定数削減の改革の見本を示すべきだ。
カリフォルニア州議員ポール バンナイと言う日系議員がいた。彼はロスアンゼルスから10マイル(16キロ)南の日系企業が集中しているガーデナに事務所があった。この町はトヨタ、日産、ホンダが全米統括の本社を置いていてその他にマツダ、ソニー、サンヨー、日立等50社程あった。
彼の事務所は年中ドア−オープンで、生活に密着したあらゆる陳情を精力的にこなしていた。陳情も多岐に渡るが簡単な事はその場で、電話をかけたりアドバイスしたり処理していたから、地元民からは絶大な支持を受けあらゆる人種が入り混じった国で、見事に公平に接していた。事務所には何人も秘書がいるが彼は出来るだけ自分が直接会う事で、尋ねてきた人とたちまち仲良しになってしまう。
彼のポリシーはハーイ マイフレンド そして シェイクマイハンド ザッツ オール これをやられたら大概の人は彼の虜になってしまう。彼は選挙民にどうしたら、絶大な支持を得られるのかしっかり壷を心得ている。日本ではこうはいかない。議員事務所に相談なんて事になったら、電話が関の山で事務員か秘書に話すぐらいだ。ノーアポイントで議員に会うなんて事は到底不可能だろう。こんな壁を作っていては浮気心の選挙民を安定して掴む事は難しい、議員は一人一人の尊い一票から成り立っている。