No 28 不法滞在者
我国には23万人程不法滞在者がいる。ベトナム戦争終結後は、ベトナムのボートピープル、カンボジア、ラオス、ビルマ
(ミャンマー)などの国から様々な方法で我国に亡命を求めてやって来た。
当時は国際法上、我国は殆ど受け入れたが、最近はアジア諸国や中近東諸国、遠くは中南米からもこの不況下にも拘わらず、職を求めてやってくる。最近の入管はその様な人々には厳しい。
中には親に連れられて1歳の時来日したイラン人のケースがある。その女の子は親と一緒にそのまま住み着き、小学校、中学校、と日本人と同じ教育を受け言葉、、生活習慣、も全く日本に同化していて、その子は将来看護士になり日本人の為に尽くしたいと夢を語っていた。
その子には親の故郷、イランなど夢想だにしない。しかし日本の裁判官は親の不法滞在を理由に何の罪もない16歳になったその子にも強制退去の判決を出した。この裁判官はどういう感覚なのか。机の上で六法全書と過去の判例だけで判断しているのではないか。
一度でも外国に出てその国の人から温かく接してもらった事がないのだろうか。裁判官も司法試験に合格してから、司法研修所だけでなく、一時期外国研修に行って国際感覚を養ったらどうか。おそらくハートのこもった判決が期待出来るのではないのだろうか。