世界の通貨は米国ドルが基準になっていて、日本の外貨準備高は
                        2005年1月現在8400万ドルで世界一の座を維持しています。保有し
                        たドルの内訳は輸出によるものや政府が外国市場でこれ迄に100兆
                        円近くドルを購入したり、米国国債を過去に400兆円も買い支えたも
                        のである。

                         一部大企業が輸出によって得たドルは莫大でせっせと溜め込んだ
                        ドルは、市場に出ず使い道がないので紙くず同然である。日本の景
                        気は未だに低迷しているのは、有効にドルを使わない事にも一因し
                        ている。

                         日本の為替政策は一貫性がない。過去、2004年3月迄為替介入
                        を行ってきたのに、自然の流れのほうが良いという米国政府高官の
                        牽制発言により以後為替介入は行っていない。

                         円高は輸出企業にはマイナスだが、国民には大変なプラスだ。電
                        気、ガス、ガソリンや食料品の輸入等が安くなる。又、外国旅行に行
                        く時も外貨交換で得する。円安の場合はその逆だから国民にとって
                        の損失は深刻だ。通常自国通貨の目減りを喜ぶものはいない。

                         2005年2月現在、円は103〜105円での推移であるが、世界情勢
                        の変化によっては100円を切るのは明白である。世界の金融市場で
                        1日の為替取引は100兆円位である。その時政府は又、禁じての為
                        介入で紙くず同然のドルを買い支えるのか、国民にとっては一大事
                        である。
 
                         世の経済学者に為替の問題提起すると10人十色、つまるところ経
                        済には正解は見出せない。旧大蔵省、現財務省は米国の顔色ばか
                        り気にずしっかり舵取りをしてもらいたいものである。気の利いた国
                        民の方が景気の動向は遥かに敏感だ。
 

                         2005年11月現在、日銀の量的緩和政策が続き解除がないと日米
                        の金利格差が拡大する為年内は円安傾向に推移するが来年1月以
                        降は米国の利上げ、税制優遇措置の打ち切りと我国の量的金融緩
                        和政策の解除などで円高に反転すると日米のアナリストは見ている。
                        為替の見極めは日米の景気、金利、原油価格など不確定要素が働
                        き、世界の為替デイラーが揺れ動い取引をしているので予測困難な
                        分野である。